なんちゃらかんちゃら

日記、記録用

死ぬ前に考えること

自分が死ぬ直前に何を考えるか

出身研究室の追い出しコンパにお邪魔させてもらい、すごく感慨深い話を聞いたので。記録としてエントリー。

所属していた頃からお世話になっていた方で、今でもすごく尊敬している先輩がいる。今年博士号を取得し、研究室を卒業される。毎年恒例の「残す言葉」ということで、その先輩からの在学生へのメッセージがあった。


Ph.Dの肩書に絡めて、少し哲学的な話をします、と前置きして
「自分が死ぬ際に何を考えるか」という問いかけをされた。
例えば、論文を探す際に、自分の琴線に触れるような論文には、ある共通点があるという。
それは、研究対象の目的が明確化されていて、そのためのストーリーのまとまり、必要な情報が簡潔に記されているという特徴を持っている。
そんな論文を見つけた時に、鳥肌が立つような感覚になる。


目的の明確化が、人生の使命

スケールは違えど、人生についても同じだという。目標が明確化されていて、そのためのストーリーをはっきりと持つことで、はじめて光るものになる。
自分の死ぬ時に何を考えるか、どういう死に方をするかを考えると、そのストーリーが自然と分かる。そして、自分が死ぬ時には、目標とストーリーについて振り返り、「良い人生だった」なんて考えるのかも知れない。


まずは、明確化

人間、目先のことに精一杯になると、先のことはなかなか考えられない。まして、死ぬ直前なんてものは遠い未来のように感じるし、実感も湧かない。でも、でも、死ぬ瞬間は例外なく、誰にでもやってくる。ただ、なんとなく日々を過ごすだけでは、死ぬ直前に後悔の方が多く感じるかもしれない。明確な目標とストーリー。まずは、目標を明確化することで、「最期の瞬間」について考えるのもいいのかもしれないと、お話を聞いて思いました。